Wi-Fi規格は世代を追うごとに通信速度が高速化しています。理論上の最大通信速度ではWi-Fi5が6.93Gbps、Wi-Fi6が9.6Gbpsとなっており、さらに複数の端末が同時に接続した時でも安定した通信が可能になっています。
規格名と通信速度
世代 | 通称 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数帯 | 策定年 |
第6世代 | Wi-Fi6 | IEEE | 9.6Gbps | 2.4GHz/5Ghz | 2020年 |
第5世代 | Wi-Fi5 | IEEE 802.11ac | 6.93Gbps | 5GHz | 2014年 |
第4世代 | Wi-Fi4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/5Ghz | 2009年 |
第3世代 | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz | 2003年 | |
第2世代 | IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz | 1999年 | |
第2世代 | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz | 1999年 | |
第1世代 | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz | 1997年 |
一般的にWi-Fi規格の呼称は「IEEE 802.11」の末尾に小文字のアルファベットを付けるのが慣例となっており、2020年に策定された新規格も「IEEE 802.11ax」と言う正式名称がついています。
しかし、「11n」「11ac」「11ax」といった名称は利用者にとって、どちらが新しい規格なのかを判断しにくいので、「Wi-Fi6」という呼称を定めました。Wi-Fiの第6世代という意味です。この決定に合わせて過去の規格名にも世代名がつくようになりました。
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