この時期、ウォーキング中見かける人たちにタイヤ交換をする人が多い。
市内を走るには夏タイヤでもまったく問題はないし、公園の雪もあと数日
で消えてしまうので、当然の作業なのですが・・・
この光景を沢山見ていると、なぜか自分も早くしなければと思うようになっ
てくる。でも考えて見ると市内だけを走っている人はいいとしても、自分は
お天気さえ良ければ、すぐにでも積丹半島に「釣り人」として出かけたい人
なので、焦る気持ちを落ち着かせて踏みとどまる。
かわす言葉は「タイヤ交換終わった?」、「釣りに行くのでまだです」とは
言いにくいものだ。峠越えもあるし、多分積丹岳はまだ真っ白な雪で覆われ
ているだろうし、風は冷たいだろう。確か昨年も5月になってからの作業だっ
たはずで、そんなに急がなくてもいいではないかと「独り言」をつぶやく。
4月に降雪があることも珍しくない。まあ雪が降っても今の時期は1日我慢を
すれば溶けてしまうのでまったく問題はないのですが、毎朝娘を仕事に送って
行く身としては安全第一。そんなに焦る必要はないのかな?
自分も含め、人間て弱いもので周囲の状況に合わせて物事を進めないと不思議
と心の平静を保つことができない。でも、合わせすぎると自分を見失うようで
本当にバランスが難しい。小さな日常の出来事一つでこんなにもドキドキして
しまうなんて。今までには感じたことのないドキドキ感、大げさなのかな?
桜が咲き、遠くの山肌から雪が消える頃に考えよう。早くしなければタイヤが
すり減ってしまうといわれるが、気にすることはない。自分自身が何を何処を
大事に考えるかだけではないか。そう思いながら自分自身を納得させている。
タイヤはまだ、物置の一番奥で眠っています。